先輩からのメッセージ
(糖尿病・内分泌代謝内科)
卒業年度 2018年
皆さんこんにちは、専攻医3年目の梁井香那子と申します。私は学生時代・研修医時代を通して、一つの疾患のみを有している患者様は少なく、多くの患者様は付随的にいくつかの問題を抱えていると感じていました。そのため一般的な疾患を広く診療することができる医師になり、その上で専門と言える分野を持ちたいと思っていました。当科では生活習慣病、内分泌・腎疾患を主軸として様々な併存疾患も経験することができ、長くそして幅広く患者様をサポートできることから入局を決めました。さらに将来的に専門にできる選択肢が多いのも当科の魅力と考えます。まだまだ様々な疾患を診療するには不足も多い私ですが、当科には経験も知識も豊富ながら気さくな先輩が沢山いらっしゃり、学年に関わらず意見を交換し教えて頂きながら外来・病棟での診療をアップグレードしています。私は後期研修修了後大学院への入学を考えているのですが、当科では大学院入学前からミーティングなどに参加して研究に携わることができ、研究に関しても早くから学ぶことができる環境が備わっていると思います。医師として多方面で成長できるチャンスのある当科で、充実した日々を一緒に過ごしましょう。
卒業年度 2013年
私は大学卒業後、市中病院で初期・後期研修を行い、卒後4年目に当科に入局しました。入局先の選択の際には私自身悩んだ経験がありますが、入局7年目の現在、あの時の選択は正しかったと思っています!それを踏まえ、当科の魅力をアピールしようと思います。
魅力の1点目は、総合力と専門性が身につく環境が整っている点です。当科では糖尿病・内分泌代謝内科を専門とする上で十分な症例を経験できることはもちろんですが、それぞれの症例についてカンファレンスや他科との合同勉強会を通して深掘りし、より専門性の高い知識を身につけることができます。また、当科は他科からのコンサルトも多く、様々な併存疾患をもつ複雑な病態の患者さんを日々診療する中で内科医として総合力を身につけることができます。2点目は医局員の仲がよく、いつでも質問できる雰囲気がある点です。上級医に質問すれば快く指導いただけますし、後輩からの質問に答えることで、自分の知識も確認でき、科全体で成長できる環境は大きな魅力です。
さらに、入局してからの選択肢が多いという点も当科の魅力です。当科では子育てをしながら働いている先生も多くいます。また、私は現在大学院生で代謝分野の基礎研究を行っていますが、基礎研究をやりたいと思えば、十分な指導を受けることができる恵まれた環境です。医局員の様々な夢や希望を叶えてくれる点は当科の最大のアピールポイントです。ぜひ、一緒に当科で働きましょう!!
卒業年度 2010年
日本医科大学付属病院糖尿病・内分泌代謝内科内科では内分泌代謝・糖尿病内科領域の様々な疾患の経験を積むことが出来ます。糖尿病や内分泌疾患について多くの症例を経験し、個々の症例に応じて病態を議論し勉強することのできる環境があります。実際の患者さんは糖尿病や内分泌疾患の他に様々な疾患を合併することもありますが、これらに対する医学的アプローチ、全人的アプローチも重要視しており、内科医としての問題解決能力の向上も意識した研修を行っています。私自身もこのような環境の中で研修することで成長することが出来たと感じております。
2018年度より日本専門医機構を中心とした新しい専門医制度が始まりましたが、新しい専門医制度でも専攻医が不安なく安心して十分な研修ができるようなサポートを心がけています。内分泌代謝・糖尿病内科領域の内科専門医研修先を悩んでいる皆さん、ぜひ一度、私たちの教室を見学にいらっしゃってください。皆さんとともに糖尿病学、内分泌代謝学の未来を創っていけることを楽しみにしております。やる気に満ち溢れている皆さんをお待ちしております。
先輩からのメッセージ
(腎臓内科)
卒業年度 2017年
専攻医の出願時期は年々早まっており、判断する間もなく戸惑う方も少なくないと思います。そんな時は自分の原点に立ち返ると良いかもしれません。
僕の場合、医師を志したのは直接患者さんや家族と関わり、「生きたい」「苦痛を除きたい」という疑う余地のない願いを遂げる手伝いがしたいと考えたからでした。地域医療研修を経て患者さんと家族の生活に近い場所で、学んだ知識を即日活かして全身を整える事の出来る内科分野に無限の可能性を感じ、内科医を志しました。特に腎臓内科では高血圧や糖尿病等の生活習慣病を原因とした腎不全から腎炎、ネフローゼ症候群などの疾患、電解質・体液のコントロール、急性期から慢性期まで、生活・患者背景に配慮しつつ幅広く患者さんを診られることを知り、また透析導入により尿毒症や溢水が解除され一目瞭然に食欲が沸いて活動的になる患者さんの姿を見て、やりがいを感じました。
腎臓って小さいし地味だし小難しいと思いますよね。僕もそう思っていました。食わず嫌いをしていたら、食べてみて下さい。(医師として)飛(躍)びますよ。
当教室では腎炎やネフローゼの治療に加え、末期腎不全患者に対する腎代替療法として血液透析・腹膜透析のいずれも施行しており、ブラッドアクセスやカテーテル挿入・抜去の手術まで自科で完遂出来ます。また、関連病院では一般内科まで豊富な症例経験が得られる上、糖尿病・内分泌代謝内科と合併したことで希望をすれば更に幅広い経験、資格を得られるようになりました。若い医局員も多いのでフランクに質問や相談が出来る環境です!そして何より、僕は自由が大好きです。そんな人間がこの医局を選んだということは…?
真相は是非とも見学、或いは入局してその目でお確かめ下さい!!
卒業年度 2011年
腎臓内科で診る疾患には腎炎や末期腎不全以外にも電解質異常、酸塩基平衡、ホルモン異常など多岐にわたる疾患があり、さまざまな分野の勉強ができる科です。当院の腎臓内科は内分泌代謝内科と合併しているため、ホルモンや代謝の疾患についてはさらに知識が拡がると思います。
いろいろな分野と関われるため、興味を持ったものがあればそれをテーマとして研究することもいいと思いますし、特に決まったものがなくても先輩の先生方の手厚いご指導で、研究テーマの模索や論文作成、学位の申請まで面倒を見てくれるとてもアットホームで面倒見の良い医局です。また当院腎臓内科の特徴として、バスキュラーアクセス、腹膜透析の手術も多くしていることが挙げられます。他院や外科に手術をお願いするのではなく自分たちでできる点は、外来で診ていた患者さんを透析導入まで継続して診療できるという重要なポイントだと思います。腎臓内科の手術は長くて2時間程度であり、バスキュラーアクセスの手術であれば座ってできます。手術は好きだけれど何時間も立ってするような手術を連日するのは体力的に厳しい…という先生方に、おすすめです。
医局員は腎臓内科も代謝内科も若手が多く、また教授・部長を含め明るく話しやすい先生ばかりです。みんなでがんばろう!といった雰囲気の若々しい科ですので、楽しく働き一緒に勉強していきましょう。
卒業年度 2006年
はじめまして。私は日本医科大学を2006年に卒業後、付属病院での初期研修を経て腎臓内科を専攻、入局しました。各付属病院を中心に臨床経験を積み、現在は関連の透析クリニックで院長をしています。
腎臓内科では、高血圧や糖尿病、心血管病変などを合併している事が多いため、一般的な内科診療も身につけながら、腎炎やAKI、透析やアフェレーシスなど専門性のある知識、技術も習得できます。腎病理にも積極的に関われますし、シャントや腹膜透析カテーテル関連の手術の執刀もできます。そして透析医療では、患者さんの人生の最期まで関わることから、高齢者医療、地域医療についても考えなくてはなりません。やろうと思えばどこまでも幅広くなりますし、やればやるほど奥深い、それが腎臓分野だと思います。
当医局では臨床経験を積みながら、専門医取得、学会発表、研究、論文投稿も積極的にサポートしてくれますので、やりたい事、チャレンジしたい事を是非、仲間や先輩と一緒に叶えていってください。私も国内の学会はもちろん、ASNやERA-EDTAなど海外の学会で何度も発表、参加させてもらったことはとてもいい経験となりました。
また自分の出産経験からも、女性医師にとっては様々なライフステージに合わせて専門性を持った働き方を続けられるのもメリットの1つだと思っています。やる気に満ちた皆さんの入局をお待ちしております!